信州大学農学部生命・食品科学コース
食品分子工学研究室
研究内容
~食によるWell-Being実現~
個別栄養最適食(AI食)
健康目標実現のため、栄養成分を個別に調整した食品や食事


コンセプト
日々変化する身体と食品成分のリアルデータを個人ごとに多変量解析して、
両者の関係性を定量的に明らかにし、身体に影響を与える栄養成分を特定し、
身体情報が改善するように栄養成分を調整する。
技術的背景
・モバイルヘルスの普及→個人の日々の生体リアルデータが取得可能
・食事管理アプリによるヘルスケア→個人の日々のの摂取食品データが取得可能
食品成分で生体データを制御できる理由
①生体と食品成分の因果関係
食品は生命維持のための栄養機能であり、体をつくり、エネルギー源として
役立つ作用を持っています。また、保健のための体調調整機能として、生体調節機構に働きかけて健康を維持・増進する作用も持っています。「医食同源」という言葉があるように、生体データと食品成分には強い因果関係があるため、食品成分の調整は生体データに影響を及ぼすと考えられます。
②相関関係に基づく代理指標による推定
生体データと食品成分摂取量に高い相関関係があれば、食品成分量で生体データを定量的に表現することができます。
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~”イノベーション”創出~
革新的な機能性成分に迫る
新規食品機能性成分の発見
「ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)」
神経伝達物質であり、副交感神経活動の亢進やリラックス効果があります。
当研究室では、コリンエステルの食品機能性を発見しました。
・高血圧改善
・睡眠改善
・気分改善
特に、ナスには豊富に含まれており、他の農作物の約3,000倍であることが判明しました。
これらの発見から、ナス機能性表示食品を実用化し、「ナス・イノベーション」を実現しました。研究成果は世界中から注目されています。現在は、ナスにおけるアセチルコリンの役割についての研究に取り組んでいます。
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最新LC-MS/MSをはじめとして、食の機能性研究のための設備が揃っています。
基礎的な研究から応用的な臨床試験まで幅広い試験が可能であり、新規食品機能性成分の発見やメカニズム解明などから、革新的な機能性食品による”イノベーション”創出を目指しています。